2022/8/18友達6人と富士山に登った。
タイ人を見習って怠けて生きると決めたのに富士登山を引き受けてしまって
後悔している。
友達は一生に一度でいいから富士山に登りたい!と意気込んでいるが、私は登山が好きじゃないし、ゆったりと温泉に入りたい。
富士宮ルートで登るので朝3時に府中を出て静岡へと向かった。
せっかく静岡まで来たなら、美味しい茶でも啜ってゆっくりしようよとは、張り切る友達の前で言い出せず、とうとう5合目のスタート地点まで来てしまった。
仮設トイレが並んであったので、ここで用を足す。
この上からはトイレに入るだけでお金がかかるらしい。
トイレのドアを閉め、和式トイレにまたがった。
放尿している時に、この姿を見られたら、一生の恥だなぁと思った。
あれ?鍵閉めたっけな?
と頭をよぎったが、只今放尿中だ。今更どうにも出来ないので、自分を信じて尿を出し切る。
すると
ガチャッッ!!
とドアが開いてオヤジが入ろうとしてきた。
ギャア!!!
と叫ぶと、オヤジもびっくりして
わぁ!!!
と言いながらドアを閉めた。
恐れていた、一生の恥を富士登山5合目で味わう事になった。
ショックで尿が途中で止まってもう出ない。
ドアを開けたオヤジはどこまで見たんだろうか。。
私は心に大きな傷跡を背負って登り始めた。
次の休憩所の6合目まではスイスイ登り、景色も綺麗で20分で着いた。
ここまでは楽勝だが、もう早速トイレに行きたい。
さっき引っ込んだ尿がやはり出たいと膀胱を刺激してきていた。
トイレに入ろうとすると200円かかった。
お金を取り出す時に、もし、ドア開けオヤジがいなかったら、今頃尿意を催していなかったはずだと思うと腹立たしい。
この200円はドア開けオヤジに払って頂きたいものだ。
それに、不様な姿を後ろから見た、拝観料を私に納めてもいい。
だが、よくよく考えてみると、鍵を閉め忘れたのは私だ。
ドア開けオヤジは名前の通りドアを開けただけで何も悪くない。
逆に醜い姿を見させられ、びっくりさせられた心臓の負担は大きいので申し訳ない。
後半に続く~
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